2016年のビルメンテナンス、ビル管理、設備管理の求人、転職市場はどうなの?
2016年度のビルメンテナンス、ビル管理業界の中途採用の求人は前年に引き続き依然として活発に行われております。
私の実感、体感する限りでも「ビルメンテナンス業界も本当に人手不足の感が強くなってきたな~、、、」と感じております。
「人手が不足している = 中途採用をする」
ですので、若年層は当然の事ながら、中高年層、業界未経験者も非常にチャンスが高まっているのは間違いないです。
何故ビルメンテナンス、ビル管理業界が結構な勢いで人手不足になりつつあるのか?
【理由】
若手がビルメンテナンス、ビル管理業界に来ない!!(涙、、)
大卒、高卒の新卒内定状況がバブル並みってニュースをこの2年位聞くようになりました。つまり新卒者は最高の売り手市場で「もっと待遇の良い会社」を選べる状況です。これは何を意味するのか?
工業高校卒業なら給料の良いメーカーの工場、鉄道、電力会社等に就職したい人がほとんどです。ビルメンテナンス業界は非常に地味であり、給料も大きく上昇しない業界ですので若手は敬遠しがちです、、、。よって来ない。
例えば1990年代後半から2005年前後までの就職氷河期や2008年のリーマンショック直後のような時期は大手企業も新卒採用をしぶっていました。このような買い手市場の時代にはメーカーやインフラ会社に行きたくても行けない学生がビルメンテ会社にも目を向けてくれました。ですので、ビルメンテナンス会社も結構あっさりと採用活動できていました。
しかし状況は一変しました!!。
大手が非常に採用意欲が活発ですのでビルメンテナンス会社は新卒採用に四苦八苦しております。
これはいわゆる大手系列会社でも全く例外ではありません。
私の知る大手系列の人事担当者は「今年の新卒は1人、、景気が良くなると給料の出せない業界は本当につらい、、」とぼやいておられました。
しかし若年者就業者数が毎年減っている日本では今後もしばらくこの状況は変わらないと思います。
さらに!
若手が結構転職して消えている!!のです。
入社して10年前後働いて技術的な事や組織の運営もわかり始めた20代後半の若手が「よし、今の転職市場なら俺なら年収500万円でももらえる会社にいけるぞ!!」と鼻息荒げているのです。就職氷河期時代には考えられない事ですが今ではこのような事でごっそり若手が去っている現場って多いんです。新卒が来ない!新卒採用しても野心に燃える人が続々去る!!現場が運営できない、、!
こんな状況こそ中高年、未経験者には絶好のチャンスでしょう!!
私の体験している限りですが、大手インフラ系列のビルメンテ会社は「フリーターで就業経験無し」の人でも即採用している位人員補充に四苦八苦しているのです。以前はこのような内定は絶対出さないと思われる会社がです、、。これは、、未経験だろうが何だろうがチャンスじゃないですか?!
結論しますと
ビルメンテナンス、ビル管理業界は若手の不足が深刻化しており、今後も状況は恐らく良くならないと思われます。(日本の人口構造)
ですので
中高年や未経験が戦力として必要とされ始めております。必然ですよね。若手の穴を中途採用でなんとか埋めなくてはならない。なのでビルメンテナンス、ビル管理会社は中途採用の求人を積極的に出しています!
ビルメンテナンス業界は地味です。
そして給料も横ばいで大きく変動もしません。
しかしノルマ的な事は一切なく人間関係さえこなせば非常に気楽な業界です。リーマンショックや東日本大震災時期にはビルメンテ、ビル管理会社も就職希望者が多すぎてなかなか入社できない状況でした。そのような点から見ても現在はビルメンへの転職希望者にとっては大変めぐまれた状況とおもいますよ。
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